検索

準備・お金 · 準備

ハワイの日焼け止め【2026年】持ち込みと禁止成分・マウイ島とハワイ島のルール・おすすめの選び方

ハワイ島コナのサンゴ礁の上を泳ぐアオウミガメ
ハワイ島コナのサンゴ礁とアオウミガメ(2010年)写真: Brocken Inaglory(CC BY-SA 3.0)

ハワイの日焼け止めの決まりは、州の法律と郡の条例の2段になっていて、島によって「売ってはいけない」だけなのか「使ってもいけない」のかが違います。マウイ郡とハワイ郡の条例、ハワイ州の資料、アメリカの食品医薬品局(FDA)と海洋大気庁(NOAA)の資料をもとに、日本の日焼け止めの選び方と持っていき方を説明します。

このページには広告(PR)が含まれます。

先に結論

ハワイ州では2021年1月1日から、オキシベンゾンかオクチノキサートを含む日焼け止めの販売が禁止されていますが、州の法律では日本から持ち込んで使うことは禁止されていません。ただしマウイ島・ラナイ島・モロカイ島(マウイ郡)では2022年10月1日から、有効成分が酸化亜鉛と酸化チタンだけの「ミネラル」以外の日焼け止めは、売ることも使うこともできません。海に入る日は、紫外線吸収剤を使っていないものを選ぶと、どの島でも困りません。

ハワイの日焼け止めの決まり(州・マウイ郡・ハワイ郡)

ハワイの日焼け止めには、ハワイ州の法律と、島ごとの郡の条例の2つの決まりがあります。州の法律は「売ること」を止めるもので、旅行者が日本から持ってきて使うことまでは禁止していません。一方で、マウイ郡は「使うこと」も禁止しています。

場所 禁止されていること 始まった日
ハワイ州(全部の島) オキシベンゾンかオクチノキサートを含む日焼け止めを売ること・配ること 2021年1月1日
マウイ郡(マウイ島・ラナイ島・モロカイ島) ミネラル以外の日焼け止めを売ること・使うこと 2022年10月1日
ハワイ郡(ハワイ島) ミネラル以外の日焼け止めを売ること 2022年12月1日
オアフ島・カウアイ島 州の決まりだけ ―

どの決まりも、医師の処方がある日焼け止めは対象外です。オアフ島(ホノルル市郡)とカウアイ島(カウアイ郡)には、2026年10月に確かめた範囲では、日焼け止めについて郡が上乗せした条例はありませんでした。

ここでいう「ミネラルの日焼け止め」は、紫外線を防ぐ有効成分が酸化亜鉛(Zinc Oxide)と酸化チタン(Titanium Dioxide)だけのものです。マウイ郡とハワイ郡の条例は、それ以外の有効成分が入っていれば「ミネラル以外」として扱います。日本でいう「紫外線吸収剤」を使った日焼け止めは、マウイ郡では使えないと考えておきます。

マウイ郡の条例は、処方のないミネラル以外の日焼け止めを「だれも使ってはいけない」と定めていて、旅行者も対象です。オアフ島から日帰りでマウイ島へ行く日や、ハレアカラの日の出を見に行く日も同じです。

ハワイ郡(ハワイ島)が禁止しているのは売ることだけで、違反した店には1件につき最大1,000ドルの罰金と、商品の差し押さえがあります。持ってきた日焼け止めを使うことは禁止されていませんが、島の店で売れるのはミネラルの日焼け止めだけです。

ハワイ州の土地天然資源局(DLNR)も、サンゴの白化を防ぐために、オキシベンゾンとオクチノキサートを含まない日焼け止めを使うよう呼びかけています。

あわせて読みたい: マウイ島 — マウイ島の行き方(ホノルルから隣島便でカフルイ空港へ)、ハレアカラ国立公園の料金(車1台$30・3日間)と日の出の予約($1)、2023年8月の火災から復興中のラハイナ、カアナパリ・ワイレア・ハナの道、クジラの季節、天気、レンタカーの注意点をまとめました。

日本の成分表示で見る名前

日本の化粧品の日焼け止めは、箱や容器に全成分が書かれています。英語の名前では載っていないので、日本化粧品工業会の「表示名称」で探します。

成分(英語) 日本の表示名称 ハワイ州 マウイ郡
Oxybenzone(Benzophenone-3) オキシベンゾン-3 販売禁止 販売も使用も禁止
Octinoxate(Ethylhexyl Methoxycinnamate) メトキシケイヒ酸エチルヘキシル(メトキシケイヒ酸オクチルとも) 販売禁止 販売も使用も禁止
Avobenzone(Butyl Methoxydibenzoylmethane) t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン 禁止なし 販売も使用も禁止
Octocrylene オクトクリレン 禁止なし 販売も使用も禁止
Zinc Oxide 酸化亜鉛 使える 使える
Titanium Dioxide 酸化チタン 使える 使える

表にない紫外線吸収剤もあります。マウイ郡へ行くなら、「紫外線吸収剤不使用」「ノンケミカル」と書かれたものから選び、全成分に酸化亜鉛か酸化チタンが入っているかを見ます。オアフ島・ハワイ島・カウアイ島だけなら、少なくともオキシベンゾン-3とメトキシケイヒ酸エチルヘキシルが入っていないものを選びます。

「医薬部外品」と書かれた日焼け止めは、成分の名前の書き方が化粧品と違うことがあります。表の名前で見つからないときは、「紫外線吸収剤不使用」「ノンケミカル」の表示と、酸化亜鉛・酸化チタンが入っているかで見分けます。「リーフセーフ」「サンゴにやさしい」は商品の宣伝の言葉で、州や郡の決まりは成分で決まっているので、最後は成分表示で確かめます。

行き先と使い方で選ぶ

アメリカの海洋大気庁(NOAA)は、サンゴに害がある可能性がある成分として、オキシベンゾンとオクチノキサートのほか、オクトクリレンや、ナノ粒子の酸化亜鉛・酸化チタンも挙げています。そのうえで、紫外線吸収剤を使わないミネラルの日焼け止めのほうがよいとし、日陰に入ることや、紫外線を通しにくい服(UPFの表示があるもの)を着ることもすすめています。

日本でミネラルの日焼け止めを探すなら、商品名に「紫外線吸収剤不使用」「ノンケミカル」と入っているものが目印になります。下の商品は、そうした言葉が商品名に入っている日焼け止めです。ウォータープルーフかどうかや全成分は商品ごとに違うので、買う前に商品ページで確かめます。

ラッシュガードやつばの広い帽子を使うと、日焼け止めを塗る面積そのものを減らせます。海の持ち物は、持ち物リストの記事にまとめています。

あわせて読みたい: 持ち物リスト — 初めてのハワイでも迷わない持ち物リスト。パスポート・ESTA控え・カード・$1札などの必須6点、半袖中心の服装とディナー用の1組、サンゴに安全な日焼け止め(オキシベンゾン入りは販売禁止)、プラグはAタイプで変換不要、100ml・1L袋の液体ルール、季節別の足し引きを表にしました。

子どもと赤ちゃんの日焼け止め

アメリカの食品医薬品局(FDA)は、生後6か月未満の赤ちゃんには日焼け止めをすすめていません。午前10時から午後2時は日差しに当てず、外に出るなら肌をおおう服で守るよう呼びかけています。日本の商品には「新生児から使える」と書かれたものもあるので、6か月未満の赤ちゃんに使うかどうかは、出発前にかかりつけの小児科で相談します。

子どもの日焼け止めも、マウイ郡では大人と同じ決まりです。子どもは塗り直しを嫌がることがあるので、ラッシュガードと帽子でおおう部分を増やし、顔・首・手足に塗る形にすると続けやすくなります。肌に合うかは使ってみないとわからないので、旅行の前に家で一度使っておきます。

下の商品は、子ども向けとして売られている日焼け止めのうち、商品名に「ノンケミカル」「紫外線吸収剤不使用」と入っているものです。

子ども連れのハワイの過ごし方は、別の記事にまとめています。

あわせて読みたい: 子連れハワイ — 子連れハワイに必要な数字をまとめました。時差19時間、バスは5歳以下無料・6〜17歳$1.75、ハナウマ湾は12歳以下無料、ダイヤモンドヘッドは片道1.3kmで階段あり。子ども向きのビーチ3つ、動物園・水族館、ベビーカーと保険の備えも公式情報で説明します。

持っていくとき・現地で買うとき

日本から機内に持ちこむ日焼け止めは、液体と同じ扱いです。100ml以下の容器に入れ、1L以下の透明な袋にまとめます(国土交通省の決まり)。帰りのホノルル空港も、アメリカの運輸保安庁(TSA)の決まりで、1つ3.4オンス(100ml)以下の容器を約1Lの袋に入れます。100mlより大きいものは、預ける荷物に入れます。

スプレーの日焼け止めを預ける荷物に入れるときは、アメリカの連邦航空局(FAA)の決まりで、1人合計2kg(2L)まで、1本0.5kg(500ml)までで、噴射口はキャップなどで守ります。日本の航空会社の決まりは、乗る会社のページでも確かめます。

あわせて読みたい: 機内の便利グッズ — ハワイ行きの飛行機(行きは夜の約7時間、帰りは昼の約8〜9時間)で役立つ機内グッズを、眠る・足のむくみ・乾燥・充電・液体の5つに分けて紹介。2026年4月24日からのモバイルバッテリーの決まり(1人2個まで・機内で充電しない)も国土交通省の発表で確かめました。

日焼け止めは、ワイキキのABCストアやロングス・ドラッグスでも買えます。マウイ島とハワイ島の店で売れるのはミネラルの日焼け止めだけで、オアフ島の店でも、オキシベンゾンとオクチノキサートの入ったものは売れない決まりです。アメリカの日焼け止めは、容器の「Drug Facts」の欄に「Active ingredients(有効成分)」が書かれているので、そこが酸化亜鉛(Zinc Oxide)と酸化チタン(Titanium Dioxide)だけならミネラルの日焼け止めです。肌が弱い人や子どもの分は、日本で試したものを持っていくほうが安心です。

海の日の塗り方と塗り直し

FDAは、日焼け止めを少なくとも2時間ごとに塗り直し、泳いだり汗をかいたりするときはもっと早めに塗り直すようすすめています。アメリカで「Water Resistant(耐水)」と書かれた日焼け止めは、泳いだり汗をかいたりしても効く時間が40分か80分かを表示することになっています。

アメリカで買うなら、FDAがすすめるのは、紫外線のUVAとUVBの両方を防ぐ「Broad Spectrum」で、SPF15以上のものです。日差しが最も強い午前10時から午後2時は、日陰に入る時間をつくります。

海の日は、次の順で動くと塗り忘れが減ります。

ウミガメやサンゴのそばで守ること(近づいてよい距離、サンゴにふれない)は、ルールとマナーの記事にまとめています。

あわせて読みたい: ルールとマナー(罰金になること) — ハワイで罰金になるルール(公園・ビーチ・バス停の禁煙$100〜、横断歩道以外の横断$130、横断中のスマホ操作$15〜、ビーチでの飲酒、21歳未満の飲酒、ウミガメ3m・アザラシ15m、全席シートベルト)と、チップ・レイ・靴・服装など守りたいマナーを公式情報でまとめました。

よくある質問

Q 日本の日焼け止めをハワイに持ち込めますか?

持ち込めます。州の法律が禁止しているのは、オキシベンゾンかオクチノキサートを含む日焼け止めを売ることです。ただし、マウイ島・ラナイ島・モロカイ島では、ミネラル以外の日焼け止めを使うことも禁止されています。機内に持ちこむなら100ml以下の容器に入れ、液体の袋にまとめます。

Q オアフ島だけなら、どの日焼け止めでもいいですか?

決まりの上では、オアフ島で持ってきた日焼け止めを使っても違反にはなりません。ただし州はサンゴを守るため、オキシベンゾンとオクチノキサートを含まないものを使うよう呼びかけています。ハナウマ湾など海に入る日は、この2つが入っていないものを選びます。

Q マウイ島で使える日焼け止めはどう見分けますか?

有効成分が酸化亜鉛と酸化チタンだけのものです。日本の商品なら「紫外線吸収剤不使用」「ノンケミカル」と書かれたものから選び、全成分に酸化亜鉛か酸化チタンがあるかを見ます。アメリカの商品なら「Active ingredients」の欄がZinc OxideとTitanium Dioxideだけのものです。

Q 赤ちゃんに日焼け止めを塗ってもいいですか?

FDAは、生後6か月未満の赤ちゃんには日焼け止めをすすめておらず、日差しに当てないことと、肌をおおう服で守ることをすすめています。6か月未満の赤ちゃんと行くなら、使うかどうかを出発前に小児科で相談します。

Q スプレーの日焼け止めは飛行機に持ち込めますか?

機内に持ちこむなら、100ml以下の容器に入れて液体の袋にまとめます。預ける荷物に入れる場合、アメリカの決まりでは1人合計2kg(2L)まで、1本0.5kg(500ml)までで、噴射口をキャップなどで守ります。

出典

このページの根拠にした公式・一次情報。2026年10月8日確認。

このページを引用・リンクするとき: ハワイの日焼け止め【2026年】持ち込みと禁止成分・マウイ島とハワイ島のルール・おすすめの選び方 — ハワイ旅行ナビ, https://hawaii-tabi.com/plan/sunscreen/