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ハワイの海外旅行保険【2026年】治療費はいくら必要か・カード付帯で足りるか・家族の入り方

ホノルルのクイーンズ・メディカルセンターの建物
ホノルルのクイーンズ・メディカルセンター写真: w_lemay(CC BY-SA 2.0)

「ハワイなら日本語も通じるし、保険はカードに付いているもので足りる」と考えて出発する人は少なくありません。けれどもアメリカの医療費は日本とは桁が違い、入院すれば数百万〜数千万円の請求になります。保険会社と外務省・協会けんぽの公式の情報から、いくらの補償が要るか、何を確かめれば足りるかを順に説明します。

先に結論

ハワイは医療費が高く、保険会社1社だけでも、2025年度にハワイでの入院に2,530万円を払った例が2件あります。クレジットカード付帯の保険は治療費用の上限が300万円前後のことが多く、入院すると足りません。治療・救援費用は無制限か数千万円の補償を選び、カードの保険は自動付帯か利用付帯か、家族が対象かを確かめて、足りない分を別の保険で足します。日本の健康保険の海外療養費は日本の治療費が基準なので、払った額の多くは戻りません。

結論:治療費の上限を高くして、カードの保険は条件を確かめる

外務省の海外安全ホームページは、医療費の高いアメリカへ行くときは、高額の医療費と緊急移送費までまかなえる保険に入るよう勧めています。ハワイもアメリカの州なので、同じ考え方で選びます。「どこの保険会社がおすすめか」より先に、「治療費用の上限がいくらか」を見るのが選び方の中心です。

ハワイでかかった医療費の実例

ジェイアイ傷害火災保険が公開している2025年度の事故データには、同社が300万円以上を払った事故のうち、ハワイの例が7件載っています。上の2件はどちらも2,530万円で、1ドル158.23円で計算すると約16万ドルです。

何が起きたか 入院・通院 払われた保険金
足が腫れて救急車で搬送。炎症性の病気。家族が駆けつけ、医療搬送で帰国 約3週間の入院 2,530万円
足を痛めて救急車で搬送。骨折。家族が駆けつける 約1か月の入院 2,530万円
倒れて救急車で搬送。脳の病気。家族が駆けつける 約1週間の入院 790万円
意識を失って救急車で搬送。心臓の病気の疑い 通院 420万円
突然倒れて頭を打ち、骨折。家族が駆けつける 数日間の入院 390万円
意識を失って救急車で搬送。脳の病気 数日間の入院 370万円
胸が苦しくなって受診。心臓の病気 数日間の入院 360万円

この金額には、治療費のほか、駆けつけた家族の渡航費や、医療スタッフが付きそって帰国する費用(救援者費用)も入っています。同じデータでは、2025年度に同社の海外旅行保険を使った人は22人に1人(4.5%)でした。けがだけでなく、旅行先で急に倒れる病気の例が多いことも、表から分かります。

治療費用の上限はいくらにするか

上の7件は、どれも300万円を超えています。ジェイアイ傷害火災保険は、クレジットカード付帯の保険では治療費用の上限が300万円前後に設定されていることが多いと注意書きしています。外務省の記事も、カード付帯の保険の上限は「せいぜい数百万円」で、深刻な病気やけがでは足りないと書いています。

治療・救援費用の上限 上の7件に当てはめると
300万円前後(カード付帯に多い) 7件すべてで足りない
1,000万円 5件はおさまり、2,530万円の2件は足りない
3,000万円 7件すべておさまる
無制限 上限を気にしなくてよい

外務省の記事では、ある保険会社が5年間に扱った日本人の医療費のうち、ハワイの病院のICUで治療を受けた例が3,800万円だったと紹介しています。ICUに入ると1,000万円を超えることも珍しくないとも書かれています。上限を決めるなら数千万円より上、迷ったら無制限を選びます。

クレジットカード付帯の保険で足りるか

カードの保険だけで出かけるなら、出発前にカード会社の会員ページで次の4つを確かめます。どれか1つでも分からないときは、カード会社の保険の窓口に電話して聞きます。

確かめること 見るところ
自動付帯か利用付帯か 利用付帯は、航空券・ツアー代金・空港までの交通費などをそのカードで払わないと保険がつかない
治療費用の上限 300万円前後なら、ハワイの入院では足りないと考える
家族が対象か 家族特約があるか、対象になる家族の範囲と、家族の補償額が本人と同じか
キャッシュレス診療 提携の病院で、窓口で払わずに受診できるか。できないと先に全額を払う

自動付帯だったカードが、利用付帯に変わった例もあります。大手のカード会社でも、2022年4月16日(土)以降に出発する旅行から、自動付帯だった一部の補償に「旅行代金などをカードで払うこと」という条件を付けました。昔の記憶のままにせず、今の条件を見ます。

カードの保険で足りない分は、別の海外旅行保険で足せます。ネットで申し込む海外旅行保険には、治療費用だけを基本にして、ほかの補償を選んで足せるものもあります。カードの保険で入っている携行品の補償などは外し、治療・救援費用を厚くすると、保険料をおさえながら上限を上げられます。

日本の健康保険で戻るお金(海外療養費)

日本の健康保険には「海外療養費」という仕組みがあり、旅行中の急な病気やけがの治療費が一部戻ります。ただし、海外で払った額がそのまま戻るわけではありません。協会けんぽの場合の決まりは次のとおりです。

家族・子ども・赤ちゃんと行くとき

保険は1人ずつに付くものです。子どもや赤ちゃんも、家族の1人として補償の対象になっているかを、1人ずつ確かめます。

子どもが熱を出したときの動き方や、ワイキキで日本語で受診できるクリニックの探し方は、子連れハワイの記事にまとめています。

あわせて読みたい: 子連れハワイ — 子連れハワイに必要な数字をまとめました。時差19時間、バスは5歳以下無料・6〜17歳$1.75、ハナウマ湾は12歳以下無料、ダイヤモンドヘッドは片道1.3kmで階段あり。子ども向きのビーチ3つ、動物園・水族館、ベビーカーと保険の備えも公式情報で説明します。

入る手順と、現地で具合が悪くなったとき

  1. 出発前にネットで申し込む。空港でも入れますが、補償を比べる時間がありません。カードの保険の条件を確かめてから、足りない分を決めます
  2. 証券番号と24時間の日本語デスクの番号を残す。スマホに保存し、紙にも書いてパスポートと別の所に入れます
  3. 具合が悪くなったら、まず保険会社のデスクに電話する。提携の病院やクリニックを案内してもらえ、キャッシュレス診療なら窓口で払わずに受診できます
  4. 命にかかわるときは911。救急車は有料ですが、迷わず呼びます
  5. 自分で払ったときは、領収書と診断書をもらう。帰国後の保険金の請求と、健康保険の海外療養費の申請に使います

治安や海の事故など、保険以外の備えは治安と安全対策の記事にまとめています。

あわせて読みたい: 治安と安全対策 — ハワイの治安の全体像(観光地は安全でも置き引き・車上荒らしは多い)、夜に避ける場所の考え方、離岸流・ブラウンウォーター・ハコクラゲなど海の危険、日差しと脱水、医療費と海外旅行保険、パスポート紛失時の手順、緊急電話911と総領事館、歩きスマホの罰金までまとめました。

よくある質問

Q ハワイに行くのに海外旅行保険は必要ですか?

必要です。保険会社1社だけでも、2025年度にハワイでの入院に2,530万円を払った例が2件あり、数日の入院でも300万円を超えた例が並んでいます。健康保険の海外療養費は日本の治療費が基準なので、多くは戻りません。

Q ハワイの海外旅行保険の相場はいくらですか?

保険料は年齢、日数、補償の上限で変わるので、1つの相場はありません。行き先をハワイ、日数と年齢を同じにして、治療・救援費用の上限をそろえた見積もりを2〜3社で出し、総額で比べます。カードの保険で足りる補償を外すと、保険料をおさえられます。

Q 治療・救援費用は無制限にしたほうがいいですか?

迷ったら無制限です。2025年度のハワイの例では2,530万円が2件あり、外務省の記事にはハワイのICUで3,800万円の例も出ています。無制限にしないなら、少なくとも数千万円の上限を選びます。

Q クレジットカードの保険だけで足りますか?

足りないことが多いと考えます。カード付帯の保険は治療費用の上限が300万円前後のものが多く、ハワイで数日入院しただけで超えた例があります。上限と付帯の条件を確かめ、治療費用が足りない分だけ別の保険で足します。

Q 子どもや赤ちゃんも海外旅行保険に入る必要がありますか?

必要です。子どもは急な発熱やけがで受診することがあり、ハワイでは診察だけでも高い請求になります。カードの家族特約で子どもが対象になるか、上限がいくらかを確かめ、足りなければ子どもの分も別の保険に入ります。

出典

このページの根拠にした公式・一次情報。2026年10月8日確認。

このページを引用・リンクするとき: ハワイの海外旅行保険【2026年】治療費はいくら必要か・カード付帯で足りるか・家族の入り方 — ハワイ旅行ナビ, https://hawaii-tabi.com/plan/insurance/